オーストラリア戦
2006-06-14


現在の心境としては、出来たらこの忌まわしい「オーストラリア戦」に触れたくない気分であるが、何か残しておかないとまとまりが付かないので書いてみる。
 サッカーと言う競技は7割ぐらいは「運」の勝負だと思っていて、(過去にどこかに書いたように思うが、)この「運」を引き寄せる力は「何としても勝ちたいと思う執念」に比例するようである。前半、日本の執念が審判の誤審を生んでリードしたまではこちらに風は吹いていたと思う。しかし、最後の5分になって日本の選手の間に「これで勝てるかもしれない」或いは「これで負けないで済んだ」と言う気持ちが出てきた途端に、風はオーストラリアに吹き出した。スローインされたボールが一旦はクリアーされたが、こぼれたボールがたまたま敵の足元にいくというのは明らかに[運]がこちらになかったと言うことである。これが総てであった。もう一度日本の選手に「勝ちに行く気力」はなかったと思う。
 それにしてもサッカーの勝負と言うのは過酷なものだと思う。4年間築いてきたものが6分間で潰えたことになる。4年後の再来を期してもらいたい。90分戦っても一点も入らない試合が多い中で、わずか5分の間に3点も入ると言うのは、逆に考えると大きな味方になるかもしれない。基本的な得点力が向上した暁にではあるが。
[日本の命運]

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