2007-06-08
今日の新聞によると、社保庁の労組が「これからは残業、臨出に協力する。」とのコメントを出したと書かれている。つまり大量の年金書類の未整理に対する自分達への非難をかわそうとの意図があるとのことである。
この報道で今回の事件の別の一面が出てきたように思う。年金の未整理書類が5,000万件とも1億件とも言われている中で、幹部の人たちが涼しい顔をして答弁している裏には、「おれ達はやりたかったけれど、労組が頑として作業をやらなかったからだ。」という言い分けがあるのではなかろうか。
嘗ての国鉄労組がそうであったように、今なお日教組がそうであるように、えてしてお役所の労組は仕事を軽減することが自分達の権利ででもあるかのように主張してきており、この社保庁も例外ではないと考えられる。
国鉄からJRに移行した時に、一部の労組職員を置き去りにしてきたように、今回の社保庁改革でも、働きたくない人たちを置き去りにしていくだけの決断が必要ではないだろうか。
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