老後の過し方
2007-07-06


欧米の人たちは、元々あまり貯金しようという考えはないようであるが、それでも一家の金融資産がピークになるのは50歳前後らしい。つまりそれ以後はどんどん使って目減りしていくのだそうである。
それに引き換え、日本人で一番金融資産が増えるのは死ぬ間際だそうである。つまり、死ぬまで溜め込んでいることになる。キンさんギンさという100歳を越えた双子のお年寄がいて、テレビに出演した後、アナウーサーに「ギャヤラは何に使いますか?」と聞かれて、「老後のために貯金しておきます。」と応えた時、周りの人たちが「ワァー」と笑ったが、日本人は多かれ少なかれ、このような所業をしているのである。
 老後とは如何なるものであろうか。五木寛之さんの書かれた「林住期」ではないが、人生で一番輝いている時期であり、自由に好きなことの出来る時期であるはずなのだが、現役時代からの貧乏根性が抜けきらなくて、ほんとの意味で生活をエンジョイしているとは言えないのではないだろうか。
 欧米人のように資産ゼロにして(葬式代位は必要かもしれないが)死にたいと思うが、とても叶いそうにない。
[生き様]

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