もう一つの原爆被害
2008-08-08


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8月に入って、広島・長崎での原爆投下で亡くなった方々への哀悼を表し、世界平和を願う市民の祈りが続いている。63年経った現在でも、放射能汚染による疾病に苦しんでいる人がいて、亡くなっているのは痛ましい限りである。

 しかし、これは昔話ではない。現在進行中の放射線障害が中近東を中心に拡がっている。劣化ウラン弾による汚染である。

 帰還したアメリカ兵や欧州兵の間に放射能による汚染で悪性の腫瘍や白血病や各種の癌など広範囲にその疾病が広がっおり、その病魔は帰還兵の子供たちへも遺伝子を介して拡がってきている。

 一時戦場にいた帰還兵ですら、このよう状況だから、現地で生活している人々はもっともっと大きな危険に曝されており、沢山の被害者が出てきている。これは将にもう一つの原爆被害と言うべき重大問題ではなかろうか。

 更に、この問題が深刻なのはウラン弾を投下したアメリカや欧米諸国がその放射能汚染を公式には認めていないことである。心ある医者や研究機関がデータで実証してもこれを否定し、逆にこれらの研究を阻害するような動きに出ていることである。自分達も内部ではその問題点の深刻さを充分把握していながら。
[世界の平和]

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