赤ちゃんポストに関連して
2009-06-03


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熊本の慈恵病院に設けられている「赤ちゃんポスト」に昨年一年間で25人の赤ちゃんが預けられたと報じられている。一方で、全国の「捨て子」の数が149人もあり、望まれなくて生まれてくる子供は後を絶たない。

 片方では、人工受精など、不妊治療を受けても子宝に恵まれない夫婦が増えていると言う。

 昔は一般的には子供の数が多かったこともあり、養子縁組として子供のない家庭に貰われていくケースをよく見聞きした。しかし最近では養子縁組をしたという話を聞かない。

 その理由として考えられることは、昔は家が重視され、家系制度が大きなウエイトを占めていたこともあって、「跡継ぎ」が必要な関係から、養子をとることが多かったが、現代では家意識が薄れてきて、家を継がせる必要がなくなったことが大きいと思う。

 もう一つ、養子縁組が少なくなっている理由として、人々が他人のことをあまり構わなくなってきているせいではないかと感じている。例えば、子供の悪さをキチット注意するような人が居なくなった同じように、子供が欲しいと思っている夫婦が居ても、養子を世話しようという「お節介」な人が居なくなってしまったことではないだろうか。

 「触らぬ神にたたりなし。」現代では、他人に対して没交渉な生活態度が起こしている一般的な現象のひとつであるように思う。
[現実の生活]

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