アメリカ人の正義感
2009-03-21


アメリカ政府から17兆円もの援助を受けているAGIという会社の幹部に1人1億円を超えるボーナスが払われていると言うことで問題になっている。しかもその人たちは、今回の金融不安の発端となっている各種のデリバティブを動かしてきた張本人たちであるという。

 昨年末にビッグ3と言われる自動車会社が繋ぎ資金を政府に要請するために参上するのに、それぞれ自家用のジェット機で乗りつけたことが問題となり、今年に入って二回目の陳情の時にはジェット機を売り払い、自動車で参上したと言う。

 このブログで今年の2月5日に「納税漏れ」として書いたが、オバマ政権に召集された各種長官候補が次々と「納税漏れ」で議会から拒否されているという。

 常々アメリカ人は我々日本人なんかよりははるかに社会正義的に優れていると感じていたが、こうして見てくると、彼等の正義感は一体どうなっているのだろうか。極端な個人主義的な考えが底流にあるのだろうか。我々には到底理解できない。(多数のアメリカ人が今回のAGIのやり方に不満が爆発している所を見ると、一般のアメリカ人は分かっていると言うことなのだろうか。)
[米国の苦悩]

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