今年心配なこと
2013-01-01


 このブログ「野次馬評論」にお立ち寄り頂いている皆さん、あけましておめでとうございます。本年も老骨にムチ打って、アップしていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
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 年の初めに縁起でもないと思われるかも知れませんが、我国が奈落の底に落ち込んで行くのではないかと心配している点がありますので、思いつくままに書いて見たいと思っています。

 先ず第一は自民党政権に代わって、原発が動き始めるのではないかと言う心配です。長い自民党時代に建設されてきた福島の原発が未曽有の地震と津波に遭ったとはいえ、冷却不能に陥り、核燃料が溶け出して原子炉が破損し、大量の放射能をまき散らす結果になった。その結果太量の地域住民が避難を余儀なくされ、将来にわたって帰村の可能性が薄れていく現状に対しする何の反省もなく再稼働に動いていることに背筋が凍る思いがしているのは私だけではないと思う。

 第二に「2%のインフレターゲットを掲げて、金融緩和を進めると言う。現に安倍さんがそのような発言をしただけで、円は安くなり、株は急激な上昇が続いている。確かに輸出企業にとっては円安は企業業績を改善することになるであろうが、輸入企業にとってはその分マイナスに働くわけであり、現状では残念ながら貿易収支は赤字であり、輸入により損失の方が大きくなるのである。輸入価格が上がり、食糧価格が上がれば、インフレになるのかも知れないが、それで国民の生活が向上するものではない。

 第三に家電業界を中心に製品の競争力を失って、大幅な赤字に陥っていることから、従業員を大量に解雇する状況が続いている。このような状況の中で働く人の賃金が上がらないと言う問題を抱えている。一方では大手企業では内部留保されている利益金が莫大な量に達しているという矛盾を抱えている。企業は溜めこめるお金があるのなら、もっと従業員に還元してもいいのではないだろうか。渡らく人の懐が疲弊していることが、デフレの大きな原因であることを認識してほしい。

 第四に医療費の増大である。高齢者の増加によって、年々医療費が増えると言っているが、僅か一割の負担で診察してもらえるとなったら、ちょっとした風邪でも、ちょっとした怪我でも、医者に行く人が増えるのは当たり前である。どうして二割なり三割なりに上げてないのだろうか。この割合の差が健保からの給付金を減らすこともrことながら、支払いが増えることで軽微な病状に対する診療を控えるようになることが大きいのではと思考する。自民政権は参議院選挙対策でこれを値上げしな方針と言うが、そんな党利党略で国の大事な方針が変えられてはかなわない。

 まだまだ不安な点はあると思うが、逐次書いていきたいと思う。本年もよろしくお願いします。


[日本の命運]
[財政再建]

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